国際会議開催報告
next up previous
Next: アルゴリズムデータベースの現状 Up: 目次 Previous: 国際会議参加報告


国際会議開催報告

WACC 2000

宇野 毅明 (東京工業大学大学院)

今年で5回目となる日本韓国アルゴリズムワークショップが 2000年7月21,22日に東京大学の山上会館で開催されました. このワークショップは日本と韓国のアルゴリズムに関わる研究者が 年齢の幅や分野の違いを超えて広く交流しようと行われている会議で 年1回,韓国,日本でかわるがわる開催されています. 今年は「科学研究補助金特別領域研究アルゴリズム工学」「情報処理学会」 「情報処理学会アルゴリズム研究部会」から金銭面を含む多岐にわたる支援を 頂きました.

今年の参加者は,韓国7人+学生7人,日本26人+学生18人,合計およそ60人ほど となりました.一般参加は日本人のほうが多数を占めますが、発表者は韓国人・ 日本人半々となり,バランス良く研究交流を行えました. 日本で開催される場合,経済的事情により学生の参加者は少なくなりがちなのです が,今年は上記の支援から渡航費用補助を行うことができましたので, 韓国側からの学生も多数参加することができました.

2日間でグラフアルゴリズム,グラフ描画,計算幾何学,離散数学など 多岐にわたる 22 の発表が,修士学生から教授に 至るまで老若男女幅広い方々によって行われました. この会議の特徴の一つは,参加者の全員が作る雰囲気が家庭的だということ があります.懇親会への参加率も高く,参加者が研究の分野だけでなく, 友人としてお互いに交流を深めようとしている姿勢が感じられました.

今年のワークショップは,参加者も多く,発表の質も高く, おおむね成功であったと考えています.また来年,このワークショップが 成功を収めることを期待しています.



next up previous
Next: アルゴリズムデータベースの現状 Up: 目次 Previous: 国際会議参加報告


趙 亮 <最終更新作成日時 2000年10月5日 >