平成14年度第3回KSMAP
平成14年度第3回のKSMAPは、離散アルゴリズム研究部会(DAC)との共同開催でした。
日時:12月13日(金) 15:00 〜 18:00
場所:京都大学工学部8号館 共同5号室
会場への案内
「入力依存専用回路による超高速計算」
中野 浩嗣 (北陸先端科学技術大学院大学) 講演要旨
「ある制約式充足問題の解法について」
渡辺 治 (東京工業大学)講演要旨
講演要旨:
入力依存専用回路による超高速計算
中野 浩嗣 (北陸先端科学技術大学院大学)
回路データをダウンロードすることにより,任意のハードウェアを実現
できるFPGAが大容量・高速・低価格化してきており,ASICの安価な代替
として使われるようになってきた.任意のハードウェアを何度でも書き
換えることができるというFPGAの特徴を利用した超高速計算法について,
いくつかの具体例を挙げ説明する.基本的なアイデアは,問題の入力が
与えられたときに,入力の一部に依存した,その問題を解くための入力
依存専用回路を自動生成し,FPGAにダウンロードして,高速に問題を
解くものである.ASICの単なる代替としてではない,FPGAの新たな利用
法である.
ある制約式充足問題の解法について
渡辺 治 (東京工業大学)
制約式充足問題のランダム局所探索アルゴリズムの解析手法の
研究の一例として,線形符号 LDPCC の復号問を取り上げ,その
ランダム局所探索アルゴリズムについての我々の解析を報告す
る.どのような条件の元に,なぜ,ランダム局所探索アルゴリ
ズムがうまく働くのか(あるいは働かないのか)についての
解析結果について述べる.
30名の方々に御参加いただきました. 御礼申し上げます.
高畑 貴志 (takabatake@sys.es.osaka-u.ac.jp)
<最終更新作成日時 2002年12月17日 >