TOKUTEI: algorithm A01han kaigi 98/10/19

平成10年度第1回A01班会議 議事録


場所:京都大学数理解析研究所009号室
時間:1998年10月19日16:00-17:45
出席者:
室田 一雄 (班長), 石井 博昭,茨木 俊秀,今井 浩 (副班長),久保 幹雄,
藤重 悟,増山 繁

議事

1. 班の組織について

班長について,申請時の書類の通りとした.


2. アルゴリズムデータベースについて

「アルゴリズム工学」の活動の1つの主眼であるアルゴリズムデータベース構
築について,各班員からデータベース構築への貢献について述べられ,現在の
ところでは

石井:多目的最適化など研究テーマで大学院生など研究協力者の協力を検討
茨木:最適化のメタヒューリスティックス関係のアルゴリズムパッケージを検討
今井:離散システム不変多項式計算アルゴリズム(他に文字列処理など)を検討
久保:TSPで,LK法の拡張の実装など研究協力者の協力を検討
藤重:劣モジュラ・行列のシステム開発を研究分担者と検討
増山:AGVのデモシステムなど研究分担者の研究も含め検討
室田:離散凸解析・行列のシステム開発を研究協力者と検討

という状況である.

全体をまとめたデータベース部分のGUIなど外部に発注する件について,仕様
書を書く必要性・よい外注先を見い出す困難さも指摘された.A01班では,以
下の班活動の議論とも関係して,複数の研究グループが研究分担者・研究協力
者の共同研究ができるような進め方をすることとした.


3. 班活動について

アルゴリズムデータベースへの貢献に関する議論にそって,班全体で班員の研
究分担者や大学院生など研究協力者の間で共有するテーマで共同研究できる最
も有望なものとして,

・TSP, スケジューリングに関するメタヒューリスティック
・列モジュラ・行列など離散システム

の2点を決め,次回班会議においてこのテーマに関して1テーマ当たり2件の講
演を行なって,班としての研究を開始して推し進めることとした.具体的な講
演者候補として,この2テーマに基づいて,室田・久保両班員・藤重班員の研
究分担者の岩田班員,茨木班員の研究協力者の野々部宏司氏を決めた.講演は
質問に十分時間をさくなど共同研究を目指した形式でお願いする.日程を12月
12日(土)の1日とし,会場については,室田班長の方で手配し,全体に連絡す
ることとした.


梅谷 俊治
<最終更新作成日時 1999年3月30日 >