パッケージ製作に有益な雛型をいくつか作っています。 ここでは、これらの雛型をまとめて紹介します。README
プログラムが完成しても、説明文を書くのはかなり面倒です。 そこで必要事項を書き並べた
"README"
の雛型を用意しました。Makefile
詳しい説明は Makefile の簡単な書き方 をご覧いただくとして、 以下の雛型を用意しました。 ファイル名は
"Makefile"
に変更してお使い下さい。
雛型 説明 Makefile.1src1bin 1ソースファイル 1実行ファイル Makefile.nsrc1bin nソースファイル 1実行ファイル Makefile.nsrcnbin n×(1ソースファイル 1実行ファイル) パッケージそのもの
上記
"README"
と"Makefile"
はもちろん、 コマンドラインオプションを解釈する C 言語プログラムも含んだ、 パッケージの雛型を作りました。
雛型 説明 template-single-20000403.tar.gz 単一ソースバージョン template-multi-20000403.tar.gz 分割ソースバージョン これらのパッケージで使っている
getopt()
という関数は、 ANSI にこそ含まれていないものの、 Unix 系の一部では"stdlib.h"
に含まれている有名な関数です。参考文献:(これらは
"stdlib.h"
のgetopt()
の説明です。)
getopt / programming memo
The GNU C Library - Example of Getoptこのパッケージでは、
"stdlib.h"
にあるものとほぼ同じ動きをする"getopt.c"
プログラムを見つけて、取り込みました。 これは、パブリックドメインで、 インターネット上のあちこちに古くからある、有名な実装です。 (例えば 1 2 3 4 5 で見つかります。) 多機能ではないものの、多くの場合はこれで十分でしょう。GNU GPL のソースでよければ、更に(--help のような)ロングオプションも 解釈できる
getopt_long()
関数もあります。"stdlib.h"
のライブラリソースを見ても良いですし、 インターネット上にいくらでも転がっています。 (1[ getopt.h getopt.c getopt1.c ] 2[ getopt.h getopt.c getopt1.c ])