平成 25 年度第 4 回 OR横断若手の会(KSMAP)


日  時:11 月 7 日 (木)
出席者: 7人
場所:京都大学数理解析研究所 006号室


テーマと講師:
(1) 川原純 (奈良先端科学技術大学院大学)
「πDD - 置換の集合を効率的に表現するデータ構造」

概要: 近年組合せ集合を表現するデータ構造である
ゼロサプレス型二分決定グラフ (ZDD) を用いたア
ルゴリズムの研究が話題になっているが,本発表で
はZDDの拡張で置換の集合を表現するπDDについて解
説をして頂いた.またπDDをあみだくじの数え上げ
に応用した研究についても紹介して頂いた.

(2) 福田エレン秀美 (京都大学)
「2乗のスラック変数を用いた非線形2次錐計画問題」

数理計画問題では2 乗のスラック変数を導入すること
で不等式制約を等式制約に変換することが可能である.
本発表では,この変換方法にはKKT条件を満たす解の
集合が保存されないという問題点があることが指摘さ
れた.その上で,非線形計画問題や非線形2次錐計画
問題でKKT条件にどのような条件を加えれば条件を満
たす解集合が保存されるかという点について研究成果
を紹介して頂いた.

7名の方々に御参加いただきました.御礼申し上げます.
福永 拓郎
最終更新日: 2013年11月8日