平成 25 年度第 3 回 OR横断若手の会(KSMAP)


日  時:9 月 24 日 (火)
出席者: 23人
場所:名古屋大学 IB電子情報館北棟8階 IB081講義室


テーマと講師:
(1)檀 寛成(関西大学)
「多倍長精度計算を用いた非線形最適化問題ソルバの実装」

概要:数値型として倍精度型を用いて実装された最適化ソル
バでは,非線形最適化問題に対しては丸め誤差のために最適
解を求められない場合があることが紹介された.その上で,
講演者が取り組んでいる,計算精度を任意に設定可能な多倍
長精度計算を用いた非線形最適化問題ソルバの実装について
報告された.


(2) 田中洋一、若原達朗(東邦ガス)
「スマートハウス運用の最適化」

概要:燃料電池,太陽電池,蓄電池を備えたスマートハウス
の運用に関する研究について紹介して頂いた.支払費用やCO2
発生量を削減するための運転計画や需要予測,燃料電池の制
御といった点について確率計画法などの技法を活用した成果
の解説がなされた.

(3) 泉泰介(名古屋工業大学)
「(指数時間) 数え上げとホログラフィック変換」

概要:与えられた問題の解の個数を計数する数え上げ問題に
ついて近年興味深い結果が得られている,ホログラフィック
変換の手法について解説して頂いた.特に講演者が取り組ん
でいるホログラフィック変換を用いた指数時間厳密アルゴリ
ズムの設計についての研究成果が紹介された.


23名の方々に御参加いただきました.御礼申し上げます.
福永 拓郎
最終更新日: 2013年9月25日