平成 24 年度第 3 回 OR横断若手の会(KSMAP)


第 3 回
日  時:10 月 6 日(土)
出席者: 19 人
場  所:京都大学 総合研究8号館 講義室3

テーマと講師:

(1) Ted Ralphs (Lehigh University)
「Complexity and Multi-level Optimization」

概要:現実に現れる最適化問題では複数の意思決定者や複数の目的関数が
存在したり,複数のステージを通して意思決定を行わなければならない場
面が多々ある.本講演ではそのような状況を扱う計算複雑度の新たな理論
に関する成果について紹介された.


(2) Stefan Vigerske (GAMS Software GmbH)
「Solving MINLPs with SCIP」

概要:本講演では制約付き整数計画問題を解くためのフレームワークであ
るSCIPに追加された,混合整数非線形計画問題を扱うための拡張について
解説がなされた.また,ソルバーMINLIPとの比較実験の結果についても報
告された.

(3) Thorsten Koch (Zuse Institute Berlin)
「What Could a Million Cores Do To Solve Integer Programs?」

概要:本講演ではたくさんのコアを持つ計算機を整数計画問題を解くのに
使用する際に起こる課題について,講演者がこれまでに得た計算機実験の
データを通して紹介を行い,いくつかの問題提起がなされた.

19名の方々に御参加いただきました.御礼申し上げます.
福永 拓郎
最終更新日: 2012年10月9日