平成 23 年度第 5 回 OR横断若手の会(KSMAP)


日  時:1 月 7 日 (土)
場  所: 京都大学 数理解析研究所 110号室

テーマと講師:
(1) 春名 亮氏(金沢学院大学)
「TOC (制約理論) におけるフレキシブルな生産計画」

概要:  
TOC (制約理論)では,製品開発に関わる企業の目的達成を阻害する
ようなボトルネックとなる制約,および,それに該当する工程に
着目することにより生産計画が行われる.
本講演では,その段階における様々な資源制約を
フレキシブルにすることによりスループット(=売上高-変動費)を
最大にするような生産量の決定手法が提案され,
その手法と従来方法との比較結果が示された.

(2) 梅谷俊治氏(大阪大学)
「一般化上界制約付き集合多重被覆問題に対する発見的解法」

概要:
集合被覆問題は,配送計画問題や人員配置計画問題など
多くの現実問題を応用に持つ代表的な組合せ最適化問題の一つである.
本講演では,その集合被覆問題に対して,多重被覆制約と
一般化上界制約を扱えるように拡張されたものを考え,
そのような問題に対してメタヒューリスティクスと
数理計画法を組み合わせた発見的解法が提案された.
また,いくつかの数値実験結果も示された.

19名の方々に御参加いただきました.御礼申し上げます.
林 俊介(Shunsuke Hayashi)
最終更新日:2012年1月10日