平成 22 年度第 5 回 OR横断若手の会(KSMAP)


日時:12月4日(土) 15:30〜18:00
場所:京都大学工学部8号館3階共同5講義室

テーマと講師:

(1)  河原吉伸氏(大阪大学)
「劣モジュラ最適化の機械学習への応用と劣モジュラカット法」

本講演では,機械学習の分野における劣モジュラ性の応用に関して
いくつかの具体的な例を概観し,その重要性に関する議論がなされた.
さらに,講演者が最近提案した,劣モジュラ最大化への
大域解法である劣モジュラカット法について,動機および原理の説明,
数値例を交えた具体的な応用例の紹介がなされた.


(2) 瀧澤重志氏(京都大学)
「建築・都市研究者によるOR関連研究の実践」

近年発展した空間情報科学と呼ばれる分野における
従来の枠組みに限定されない都市研究,および
ORと都市研究との関連性に関する最近の研究動向の紹介がなされた.
また,建築とORとのつながりはこれまで強くはなかったものの,
BIMによる建築情報の標準化や,アルゴリズムを用いた建築デザイン手法などの
動きがあり,今後これらとORとの関連が深くなってくる旨が予想される.
この件に関しても,防犯や不動産に関する
データマイニングの応用研究の紹介がなされた.


21名の方々に御参加いただきました.御礼申し上げます.
林 俊介(Shunsuke Hayashi)
最終更新日:2010年12月6日