平成19年度第5回 若手OR研究者の会(KSMAP)


日時:12月8日(土) 15:00〜17:30
場所:京都大学 本部構内 工学部8号館3階 共同5講義室
  
講演題目と講演者:
・桝屋 聡 (大阪大学)
  「複数の代替案が存在する協力ファジイゲームとその解について」
[概要]:
本研究では,「プレイヤーのとりうる代替案が複数存在する」「提携への参加度が任意である」という状況を
同時に満たす協力ゲームである多選択肢ファジィゲームを構築する.
その上で「各プレイヤーは異なる考え方をもっている」という性質を考慮した新しい解の考案を行い,
解の公理化を行う. 最後に数値例による評価を行う. 
・大田 駿介 (京都大学) 「連結3分割問題の解に対するグラフ表現」 [概要]: グラフの3分割とは点集合の分割{V_1,V_2,V_3}のことであり, 指定された節点s_1, s_2, s_3と自然数 n_1, n_2, n_3に対して, V_i が|V_i| = n_i を満たし, s_iを含む連部分グラフを生成するとする. 本発表は,線形時間で3分割を与えるデータ構造とその構築アルゴリズムを提案する.
・増山 博之 (京都大学) 「M/GI/1待ち行列における系内客数分布の劣指数的漸近特性について」 [概要]: 本講演では, M/GI/1待ち行列における系内客数分布の劣指数的漸近特性に関する 近年の研究紹介や今後の展開について概説する.

24名の方々に御参加いただきました.御礼申し上げます.
増山 博之(Hiroyuki Masuyama)
最終更新日:2007年12月12日