平成18年度第4回 若手OR研究者の会(KSMAP)


日時:2006年 10月27日(金) 15:00〜17:30
場所:京都大学 工学部8号館3階 共同5講義室
  
講演題目と講演者:
・ 大黒 健太朗*,増山 博之 (京都大学),滝根 哲哉 (大阪大学),
   高橋 豊 (京都大学)
  「BMAP/D/c待ち行列における系内客数分布の漸近解析について」講演要旨

・ 今道 貴司 (京都大学)
  「非線形計画法に基づく反復局所探索法を用いた非凸多角形の詰め込み」講演要旨

講演要旨:

「BMAP/D/c待ち行列における系内客数分布の漸近解析について」
大黒 健太朗*,増山 博之 (京都大学),滝根 哲哉 (大阪大学),
高橋 豊 (京都大学)

M/G/1型マルコフ連鎖の定常分布が周期的かつ幾何的に減衰する場合,
その周期τが連鎖を支配するブロック行列から直接判定できること,
加えて,周期τ毎にリブロックして構成されるM/G/1型マルコフ連鎖では
対応する周期が1になることも示す.さらに,BMAP/D/c待ち行列への応用も議論する.

「非線形計画法に基づく反復局所探索法を用いた非凸多角形の詰め込み」
今道 貴司 (京都大学)

多角形の詰め込み問題は,複数の多角形を幅が固定で長さが可変の長方形の容器に
互いに重複しないように配置し,必要な容器の長さを最小化する問題である.
本発表では,固定された容器内で多角形を再配置する反復局所探索法と,
その手法に容器の長さを変化させるアルゴリズムを組合せた手法を提案する.
データをクラス構造とともに可視化する手法を紹介する.


42名の方々に御参加いただきました.御礼申し上げます.
増山博之(Hiroyuki Masuyama)
最終更新作成日時:2006年11月2日