日時:2005年 1月13日(木) 16:00〜17:30 場所:京都大学 本部構内 工学部総合校舎 総合213講義室 講演題目と講演者: ・ 牧野 和久(大阪大学大学院 基礎工学研究科) 「単調論理関数の双対化問題について」講演要旨
単調論理関数の双対化問題について
牧野 和久(大阪大学大学院 基礎工学研究科)
単調な論理関数の双対化問題とは,単調な論理積標準形が与えられ たとき,それと等価な単調な主論理和標準形を求めるという問題で ある. この双対化問題は,数理計画,人工知能,データベース,分散シス テム,学習理論など様々な分野に現れる数多くの重要かつ実用的な 問題と(多項式時間還元の意味で)等価であることが知られている. 現在までのところ,Fredman-Khachiyanによる擬多項式時間アルゴ リズムが知られているが,20年以上もの間,多項式時間アルゴリ ズムが存在するかどうか未解決のままである. 今回は,この双対 化問題の最近の話題について紹介する.