平成９年度第５回KSMAP

日時：１２月１６日（火）　１５：００〜１７：００

場所：京都大学 工学部８号館 ３階 共同５教室

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講演題目と講演者：

  「労務コストに基づく建築工事の労務資源配分最適化」
   ○ 金多 隆 (京都大学工学研究科建築学専攻)

   本研究では，建築工事の代表的な形式である非繰り返し型工事および
   繰り返し型工事を対象にして，労務コストの最小化を評価尺度とする
   労務資源配分の最適化方法を提示している。最適化の手法としては，
   多数の候補からの探索手法として優れている遺伝的アルゴリズム(GA)
   を用い，各作業の作業人数と最早開始日より遅らせて開始するときの
   日数を表現型の基本とする等の検討を加えて，最適化方法の開発を
   行った。これを実際の建築工事に基づく例題に適用することにより，
   従来の工程計画より優れた労務資源配分結果を与えることを確認し，
   手法としての有効性を示した。

  「ＡＨＰの大勢バージョン」
   ○ 八卷 直一 (静岡大学工学部システム工学科)

   通常のＡＨＰは，代替案の数が数個程度を前提としている．また，評価者は１名である．
   代替案が多い場合，欠落データが発生するので，欠落データの補完を行う研究が盛ん
   である．評価者が複数の場合は，グループＡＨＰというジャンルが形成されつつある．
   ここでは，代替案は数十，グループも同程度というときのＡＨＰの数学的枠組みを構
   成することを目的とする．さて，後は当日．．．