平成９年度第３回KSMAP

日時：１０月３０日（木）　１４：００〜１７：００

場所：中部電力電力技術研究所（名古屋市緑区大高町字北関山２０−１）
　　 会場へのアクセス

１４：００〜１４：４０（発表３０分，質疑１０分）

発表者：大阪府立大学大学院総合科学研究科　北條仁志
タイトル：「ある競合在庫モデルについて」
アブストラクト：
    本稿では二人のプレイヤーが単一製品を同価格で販売し、直線的市場上に
一様に分布している顧客に製品を提供するような過剰需要の再配分を考慮した
モデルについて考察を行なう。モデルではプレイヤーの在庫が不足した時には、
そのプレイヤーの信用が損失されるが、両プレイヤーとも不足が生じた時には、
その時点から両プレイヤーの信用が共に回復していく場合を扱う。我々は各プ
レイヤーに対して最適発注量を１つの戦略として考え、これらの戦略の下で利
得行列を与え、プレイヤーの平衡対をみつけるという方法でモデルを解析する。

１４：４０〜１５：２０（発表３０分，質疑１０分）

発表者：中部電力（株）　電力技術研究所　情報ネットワークグループ　
　　　　瀬川　修（せがわ　おさむ）
タイトル：「給電制御所システムへの音声入力適用に関する基礎研究」
アブストラクト：
　今後，制御卓ＣＲＴオペレーションに求められる機能として，操作
ステップ数の短縮，視覚への負担軽減，および誤操作に対する安全性
の向上などが挙げられる．これらの課題に対し音声メディアを積極的
に利用することが考えられる．本研究では電力系統の監視・制御分野
において音声認識技術を利用した新しい概念のインターフェイスを提
案し，実用にむけた要素技術の開発を行う．

１０分間休憩

１５：３０〜１７：００　高度情報化対応技術及び環境対策技術を
                        中心とした電力技術研究所見学と質疑応答