TOKUTEI: algorithm soukatsu kaigi 98/10/19
平成10年度第1回総括班会議
特定領域(B)アルゴリズム工学 総括班会議
平成10年10月19日10時〜12時
於 京都大学ベンチャービジネスラボラトリー
参加者(敬称略): 浅野孝夫、浅野哲夫、茨木俊秀、今井浩、岩間一雄、杉原厚吉、
永持仁、藤重悟、室田一雄、山下雅史、柳浦睦憲
1. 9月16日の予備班会議における決定事項報告(配布資料)。
2. 予算状況報告(配布資料)。
3. 外国出張申請状況報告(配布資料)。
4. ワークステーション設置先
総括班の予算で2台購入予定。1台は櫻井先生(九州大学)に決定。
もう1台の設置場所候補: 石井先生(大阪大学)、今井敏行先生(和歌山大学)に希望を
確認。(その後の調整で、五十嵐先生(群馬大学)に置くことに決定。)
5. アルゴリズム・データベース
ワーキンググループ: 浅野孝夫、浅野哲夫、茨木俊秀、今井浩、岩間一雄、
杉原厚吉、山下雅史
上記に加えワーキンググループに加わってもらう候補者:
山本修身(青森大学)、大澤新吾(群馬大学)、朝廣雄一(九州大学)、
藤澤克樹(京都大学)、小保方(今年度は本特定領域研究に未登録)
今後の活動について:
・アルゴリズムを誰もが使える形にして提供することを目的とする。
・予算に余裕 → 人件費出せる → 学生や業者の労力を借りる。
(学生、業者それぞれにどういう部分を負担してもらうかなど細かいことはワー
キンググループで。)
・取りまとめを最終年度にまとめて行うのは大変 → 次年度からでも始めた方がよい。
・プログラムを多く集めることが重要 → 早めにアナウンスする必要。
・ワーキンググループの会合は今年度中に行う。
・統一して1つのデータベースを作るのか班毎に別々に作るのか:
- 班毎の方が決定などが早いが全体で行うと遅くなる。
- そもそも統一して1つにまとまったものを作らないと対外的によくないのでは。
- 構築段階では班別に作っておき、最終的に入口をまとめることは可能。
・アルゴリズムの内容だけでなく、素人にも分かりやすいデモが入っていること、
使いやすく見栄えがすることなども重要。単純なアルゴリズムの比較のデモなど
で、アルゴリズムの効果が見えるようになっているとさらによい。
→ アルゴリズムの普及に貢献。
→ 今後アルゴリズムをテーマにしたプロジェクトで科学研究費の援助が得られる
かに影響するかもしれない。
(研究者が上記をすべて行うのは困難?)
・プログラムも業績になるという受皿を作ることが必要では。
・テーマを決めて統一的なデータベースを作るのか、それとも様々なアルゴリズムの
コレクションでよいのか:
- 様々なアルゴリズムのコレクションを、入出力のフォーマットなどをそろえる
程度にして構築する方が手がけやすい。
- 統一的なデータベースを作るのはもっと先の段階。
6. 班会議
・班の活動は、1年に1、2回研究集会を行うことを基本とする。それ以外は自由。
・各班の活動方針は10月19日の研究集会後の班会議で決定。
・班毎のニュースレターは必要か:
- 強制はしないが可能なら出してもよい。
- フォーマットは全体のニュースレターに近いものにする。
- 京都大学で取りまとめて印刷する。
7. 特定領域研究の特集号
電子情報通信学会論文誌 英文サーベイ特集号(担当: 山下先生)
・8件分は学会側が負担してくれる(投稿料が免除されるという意味)。
・一般の論文も含めることができる(学会側はサーベイ中心の方を好むようだ)。
・来年度中に出版を予定。
・論文の量により、1冊の内の一部を小特集(つまり他の論文が入ってくる)という形
と1冊全てを占有するという形があり得る。
→ 1冊すべて占有して独立した特集号にする方がよい(そのために費用が高くなる
ようなら総括班から費用を出す)。
・研究代表者全員が1件ずつ、合計26件で特集号を組む。そのうち8件をinvitedとす
る。
・ゲストエディタ: 茨木先生 (実動: 山下先生) (評価委員の先生を含めるのは
どうか? あとで特定領域研究としての活動を評価してもらうのに都合が悪い?)
・学会との交渉については山下先生に一任。
8. 「離散数学と応用に関する日洪シンポジウム」日程などの報告(配布資料)。
9. 次回全体会議
・日程の承認
・会議のスタイル
- 全員発表の必要はない → 山下先生に一任。
10. その他
ニュースレターについて:
・ニュースレターはホームページに置いて読めるようにする → 学生アルバイト
・外国出張費を援助した人には半ページ程度のルポを書いてもらい、ニュースレター
に載せてはどうか。
国際会議について:
・来年度はCOCOONを共催予定
- Raghavanの招聘費用を本特定領域研究から援助する。
- COCOONの広報に特定領域研究アルゴリズム工学の名前を入れることを承認。
・最終年度に本特定領域研究中心の国際会議を開く
- Algorithm Engineeringという名前の国際会議がある → 分野が違うのでは?
- 海外の会議を日本に引っ張ってくるには時期がやや遅いかもしれない。
アルゴリズム工学という言葉について
・議論する必要あり → 全体会議でのパネルを検討。
新聞などへのアプローチについて
・デモなど視覚的に訴える物があれば可能かも。
・国際会議を報道してもらってはどうか。
・出来上がった物だけでなく、「こういう方向で努力している」という姿勢を
報道してもらうのは難しいのか?
・「アルゴリズム工学とは」について茨木先生の記事。
・誰かが賞をもらったときには記事にしてもらう。
・「アルゴリズム工学」というタイトルの本を出版するのはどうか
→ 内容をどうするかが難しいのでは。
数理解析研究所での会議の開催について
・講究録が出る、大きな講堂が利用できる、アナウンスが(主に数学関係者に)広く
知れ渡る、などのメリットがある。
→ 来年度の全体会議を数理解析研究所で行ってはどうか。
以上 (文責: 柳浦)
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特定領域(B)アルゴリズム工学 総括班会議
平成10年10月19日(月)10時〜
於 京都大学ベンチャービシネスラボラトリー
報告および議題
1. 総括班予備会議議事録(9月16日)
2. 交付額決定(総括班)
平成10年度 13,500千円、平成11年度 16,700千円、平成12年度 18,200千円。
3. 外国出張申請状況
SODA: 陳致中、加藤直樹、(玉木久夫)
ISAAC: 周暁、玉木久夫、茨木俊秀、(石井利昌)
-- 招へい計画
Tiko Kameda (Simon Fraser Univ., 評価委員)
-- 来年度からの外国旅費
4. ワークステーション(総括班取扱い分)
-- アルゴリズム・データベースに利用
九州大学(櫻井先生)
もう一箇所?
5. アルゴリズム・データベース
構築に向けてワーキンググループ
浅野(孝)、浅野(哲)、茨木、岩間、杉原、山下
-- 他の参加者
-- 今後の計画
6. 班会議(10月19日午後4時から班ごとに開く)
-- 班ごとの活動計画
7. 特定領域の特集号
-- 電子情報通信学会論文誌 英文サーベイ特集号(山下先生)
8. 共催「離散数学と応用に関する日洪シンポジウム」
-- 平成11年3月17(水)〜19(金) 京大会館
-- 招へい:ハンガリー側から2、3名。
9. 次回全体会議
平成11年3月5(金)、6(土) 九州大学(山下先生)
10. その他
柳浦 睦憲
<最終更新作成日時 1998年11月16日 >