TOKUTEI: algorithm A01han kaigi 99/10/29

平成11年度第2回A01班会議 議事録


A01班会議議事録

日時:10月29日(金)11:30-13:00
場所:京都大学数理解析研究所206号室
出席者:室田,茨木,田村,伊藤,久保,塩浦,降旗,藤重,市川,堀山,
増山,斉藤,柳浦,牧野,土村


1. 次回班会議について

従来は12月22日水曜を予定していたが,12月21日火曜に変更することとした.
会場は変更なく阪大吹田キャンパスで,時間は10時から16時30分とする.

次に,その班会議の内容について議論した.班会議でアルゴリズムデータベー
ス関係の発表を企画するかどうか検討した.他の班の動向として,A02班はア
ルゴリズムデータベース分割り当てを既に決定しており,来年3月締め切りで
半分ほど仕上げる予定であるとの報告があった.

一方,これまでに発表がまだの班員に発表を依頼する案が出され,この案を軸
に検討することとした.具体的な発表者案として,以下の案が検討された.

市川先生:「並列計算における負荷分散」
土村先生:「データベース登録状況報告」
牧野先生:「ハイパーグラフにおける多重横断と部分横断について」
藤江先生:後日田村先生より依頼することとした.都合がつかない場合,
   塩浦さんに依頼することとし,その場合のタイトルとして
   「線形最適化問題に対する多項式時間負閉路消去法」が示された.
(同日午後,田村先生より藤江先生に発表頂ける旨,確認頂いた.)

発表者の方は,4行くらいのアブストラクトを近々送付することとした(11月第
1週のうちに).会場担当として斉藤先生に阪大へのアクセス情報を連絡頂くよ
う依頼した.プログラムの時間帯は以下のようにし,上記4講演以外に班の会
議を1時間行う予定とした.

10:00-11:00:
11:00-12:00:
13:30-14:30:
14:30-15:30:
15:30-16:30:

プログラムの具体化にあたっては,市川先生の講演を午後とする.会場は,新
大阪より約1時間ほどである.


2. アルゴリズムデータベースについて

前回議事録でのアルゴリズムデータベース提出案をもとに,現状の確認を行った.

土村氏より,全体の報告として,完成品としては3つ(発表直前を含めて5つ)題
材がそろっており,デバッグに関する作業などWebで公開している.今回研究
会1, 2日目の発表でも関連発表があった.A02班がLEDAを基づいており,A01班
のはさらにそれに基づく部分もある.

以下,各担当分について確認した.

久保先生:担当分については藤澤先生より渡す手はずになっている.プログラム
自体はできている.

藤重先生:修士論文・卒業論文として進めている.3月には成果として多品種
流の方のプログラムがなんとかなると思われる.

増山先生:記事検索については、開発学生がまだ公開までに作業したいところ
があり,3月頃の公開を予定している.ソースコードは公開できるが,デモ用
のデータに問題がある.特定ニュスレター・報告書を使うという手もある.
AGVについては,昨日発表していた佐々木氏が担当していた.これについては,
来年3月までに完成させるのはきつい状態である.

品野先生:来年度茨木先生のグループに入る予定.A04班との分散とも関係す
るので,協力できるところはしていく.共同研究者の藤江さんは室田先生のグ
ループに来年度入る予定.

土村氏:アルゴリズムデータベースに登録していただいた後,バージョンアップ
していただくのは結構である.

室田先生,塩浦先生:マトロイド交差など1月程度をめどに簡単な版でも載せる.

斉藤先生:スケジューリング問題など,学生が開発中.当面4月を目標に,詳
細については事後検討.

茨木先生:野々部さんのプログラムが2つ.デモは1つ.制約充足問題ももう
少し.柳浦さんのGAPについても.

今井:Tutte多項式計算来年1月.徳永君の量子計算シミュレーションのプログ
ラムを載せてもらうようにする.

締切は来年3月頃が,それから1年あるが,最後に集中してしまっては担当の
土村さんがたいへんである.できるめどがついているものについては,来年3月
に締切を設定する.


3. 来年度国際会議への招聘候補者について

来年の10月頃の全体会議を4日間に渡って数理解析研究所で開催する予定である
ことが報告され,ついては各班で2から3名の招聘研究者の候補をあげること
が要請されており,このことについて以下の候補者名をあげた.

・metaheuristic関係で1名.具体的にはFred Glover氏.
さらに,久保先生よりPesch氏.
・最適化関係で福田公明氏.
・評価委員でもあるTiko Kameda氏.
・マトロイド関係でD. Welsh氏.
・LEDA関係でS. Naeher氏.
・塩浦先生より,Franco-Japan'98, COCOON'99のQAP関係.
・室田先生が11月初旬にTorontoに出張する際にマトロイド関係者を調査
することとした.

以上の候補者を上げ,総括班へ報告することとした.

梅谷 俊治
<最終更新作成日時 1999年11月14日 >